明がまとめた日本と海外のお葬式の違いつぶやき

お葬式におけるお焼香の基本知識です

2018年05月04日
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お焼香には抹香を使う場合と線香を使う場合があります。一般的なお葬式では抹香が多いようなので、抹香を焚くお焼香のマナーを説明します。まず立礼焼香のやり方ですが、焼香台の手前で遺族や僧侶に一礼します。その後、焼香台の前に進んで遺影に一礼し、合掌してからお焼香をします。

このとき、右手の親指と人差し指、中指の3本の指で抹香を軽くつまみます。数珠は左手にかけておきましょう。次に、3本の指でつまんだ抹香を目の高さまで持っていきます。この動きをおしいただくといいます。そして、つまんだ抹香を静かに香炉に落とします。

最後に、遺影に向かって合掌と一礼をして、少し下がって遺族に一礼してそのまま席に戻ります。お焼香のときにつまんだ抹香をおしいただかずにそのまま香炉へ落とす宗派もあり、また抹香をつまんで香炉へ落とす回数も1回から3回と宗派によって異なるのでその点は注意が必要になります。

次は座礼焼香のやり方です。まっすぐ立ち上がらずに焼香台の前まで腰を屈めて進み、遺族に一礼します。その後、正座をして遺影と位牌に一礼して合掌します。お焼香を終えたら、前を向いたまま膝立ちで下がり、遺族に一礼して自分の席まで戻ります。お焼香の基本的な部分は立礼焼香と同じです。最後は回し焼香のやり方です。読経中に抹香と香炉が回ってきますが、香炉が自分の席に回ってきたら次の人に一礼します。お焼香をしますが、これも基本的には立礼焼香と同じやり方です。そして、お焼香が終わったら祭壇の遺影に合掌して次の人に回します。これが、抹香を使うお焼香の基本知識になります。